カッコつけても幸せにはなれない


何のために仕事をするのか?


ウチの獣医師メンバーとよくこの話をする。



飼い主さんのため

動物のため

開業するため

院長になるため

専門を持つため

家族のため


目的はそれぞれあると思う。


ただ、獣医師資格を取得して

仕事を始めて最初の3年間。


まずは、一人前の最低限の仕事ができるように努力する。


3年経っても、まだ一人前ではないことに気づき、

さらに3年頑張り続けると30歳を迎える。



そして、多くの人がこの時に迷う。



獣医師として今後どうするか?



ここで考えることも、人それぞれである。



もっと上の仕事をしたい

もっと専門性を高めたい

開業もしたい

収入も増やしたい

ヒトに教えたい

大学に研修に行きたい など、



獣医師として仕事をしている以上は、

朝起きて、仕事に行って、動物の健康を守るために働いている。


必要不可欠な機能として、社会のために存在している。



だから、迷うことはない。

本来はそれを続けるだけでいい。

そのために獣医師になったはずだ。




しかし、自分自身もっと職業人として

一人の人間として幸せになりたかったら



決して他人との比較で考えてはいけない。

もう学生ではない。



同級生や友人や同期や

他の人と自分を比較して物事を考えたり、

まわりに負けないように何をやっておこうとか、

他の人はこれをやっているから私はこれをやるとか。



学生のように相対的で、外発的な動機では

決して幸せで一流の職業人にはなれない。


もう一つ言えば、人が持っているから、

本当は欲しくないのに自分も欲しがる欲張り心に支配されてはいけない。




だから決してカッコつけてはいけない。

カッコつける前に、

自分自身が何に幸福を感じるのかをよく自分に聞いたほうがいい。



本当は知っているはずだ

自分自身がどんなことをしたいのか




自分自身との対話で自分の気持ちのフォルダを整理することが一番の近道だ。



みんな幸せな職業人として活躍してほしいと思っている。