経営をしてみればわかるが
会社は生き物だ
組織も生き物だ
だから生物と同じように1年に1歳ずつ歳をとる
今のように変化の激しい世の中では、
1年単位ではなく会社は1日ごとに老化を続けていると言ったほうが正しいかもしれない。
創業者の夢や志で立ち上がった事業
最初に、創業者の専門性やアイデアを活かした最初の商品やサービスが市場に受け入れられて、マーケティングの力で会社を伸ばし、その頃に出てきた組織の不具合を経営の技術や知識を持って解決する。
組織の不具合が解決される頃には、
なんだか売上に対する不安ができてきたり、競合が現れたりもする。
こういったサイクルを繰り返し、荒波を乗り越えて、
途中でちょっとうまくいったからと言って横着をせずに
サイクルを回し続けた会社だけが10年20年と成長を続ける。
しかし残念ながら、会社は老化をする。
この頃になると、顧客とは関係がない社内の頑張りをする人が必要となって増えていく。
最初は管理部門の強化だったり、
コンプライアンスの強化を図るために必要な人材だったはずだ。
ただしそういう人材が、真面目に経営の本を読んで、
無駄にルールを増やしていく。
これを社長自身がやってしまっているケースもよくある。
わけのわからないローカル経営者集まりや中小企業経営者向け勉強会の常連は要注意だ。
・ 責任感欠如なスタンプラリー
・ 不要な伝書鳩社員の快適な居場所
・ 誰もが無駄に感じる定例会議
・ 何故かマナーとして重要な根回し
・ 失敗ゼロを目指すリサーチ
こういったものが頑張ってる人たちによって次から次へと産み出される。
本来はプロダクトだったらいいのにと思う。
その結果、会社の中に
“顧客にとって何も意味をなさないが重要ながんばり”
がはびこる会社が完成する。
これの予防策。
そして改善策は社長の意識以外にはない。
気づいたときに無駄だと社長が判断したものはぶっ壊せ。
それでも産まれ続ける老化因子を日々排除し続けて
それでやっと健康な会社が維持できるのだ。
0コメント