異なる常識を受け入れよ


『常識』という言葉を耳にすると

いつも心の中に警戒心が芽生える。


仕事を通じて様々な業界や職種の方々と

お話する機会をいただいているが、


ある人にとっての『常識』は、

別の人にとっては『非常識』となってしまう場面に

よく遭遇することがある。


『常識』という言葉を使うときは、

・ 常識 = 普通で当たり前になっている考え・知識・判断・価値観

・ 常識 = 客観的に見て当たり前に思われる行為や事柄


厳密な定義はいろいろあると思うが、

一般的にはこのような意味で使われていることが多い。


社会生活を営む上では、

『非常識であること』がいいとは全く思わない。


人間関係を築きづらい上に、

行き過ぎては一般社会では生活ができない。


ただし、

ビジネスや仕事の場面においては、

『常識』という名の既成概念や固定概念にとらわれすぎては

新しいアイデアや事業の創造はできない。


多くの場合、

ビジネスにおける『常識』は、あまりあてにならないだけではなく、

それはただただ『蔓延しているものである』ということを理解したほうがいい。


『常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう』


これはアインシュタインの言葉だそうだが、

ビジネスの『常識』も


・ ある人の受けた教育

・ ある人の人生経験

・ ある人の職業経験

・ ある人の生活経験


に基づいた個人的な偏見でしかないことが多い。


異なる常識を受け入れよ


ビジネスモデルやビジネススタイルについては

上司・同僚・同業者・同業界・同級生の『常識』に合わせているだけではだめだ。


・ 全く関係ない人

・ 外国人

・ 業界が違う人

・ 年齢の違う人


など違うカテゴリの人たちの異なる常識を柔軟に頭に入れていくことが大切だ。


ビジネスの場面においては、

他人の言う『常識』という言葉を疑え。