メタ認知という言葉を知ったのはかなり前のこと。
29歳で社長になってからは、
共同創業者であるパートナーはいるが上司がいなくなった。
そうすると会社員として仕事をしている時とは違い、
指導をされることが極端に少なくなった。
ましてや○○塾や○○スクールに通い、誰かに教わるような時間はなかった。
すべては自己学習と実践からの学びだけで経営に関するスキルを身につけ、
会社を成長させる時間が10年くらい続いた。
この時、
いかに自分を客観的に見るか?
ということが1つの重要なテーマだったのだが、
色々と調べていく中で「メタ認知」という言葉にたどり着いた。
メタ認知とは「自分が認知していることを認知する」こと。
つまり自己解釈すれば
自分自身の聞き方、感じ方、企画の仕方、判断の仕方、学び方といった、
自分の様々な癖を知ること。
それは結果として、
自分自身が陥りやすい偏見や決めつけや感情的な言動を知ることだと思った。
それを意識し始めてから飛躍的に経営が楽になった。
今回、この本をソフトカバーと漫画版の2冊とも読んでみた。
・ 「正義中毒」という言葉の意味
・ なぜ人が「正義中毒」に陥るのか?
・ そもそもの日本人的な行動特性
・ 脳の癖
・ 30歳をピークに衰える脳
・ これらすべてに対応する考え方
等が書かれている本だった。
いかに自分を客観的に見るか?
「間違ったことが許せない」
「間違っている人を徹底的に罰しなければならない」
「私が正しく、相手が間違っているのだからどんなひどい言葉をぶつけても構わない」
といった単なる正義中毒に関する知識だけではなく、
ビジネスをする上で必須となる情報と知識が
非常にわかりやすく書かれている良書だった。
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