君の仕事にラストマンシップはあるか?

『いい獣医さんをどう見分けたらいいか?』


動物医療に関わる仕事をしているとよく聞かれる。

たしかに、一般的には見分けるのが難しい。


これは、獣医師だけではなく、

 ・ 医師

 ・ 弁護士

 ・ コンサルタント

 ・ その他すべての士業

このような専門サービス業においては、同じことが言えると思う。


前提としては、

『不安を感じさせない対話力があること』

『リクエストを過不足なく満たしてくれること』

といった、サービス業的な要素はもちろん重要だ。


しかし、それ以上に、

ラストマンシップ

があることが重要である。


ラストマン

いわゆる最終防衛線として


その仕事に対して、

① 絶対的な責任感と使命感

② 実力のすべてを注いで準備と努力をする

これを持って臨む姿勢がある人物かどうかが重要だ。


『自分の後ろにはもう誰もいない』


そういう意識を持つ獣医師に出会えた時、

本当の意味でその動物にとって、動物医療の面で

もっともQAL(クオリティ・オブ・アニマル・ライフ)が高い

一生を過ごすことができる。


専門サービス業だけではなく、

ビジネスパーソンもこの意識をもって仕事に臨んでほしい。


そうすれば、仕事の成果は驚くほど上がるはずだ。


【今回読んだ書籍】

ザ・ラストマン

 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」 (角川新書)