エースと四番は育成できるのか?


エースと四番は育てられない

出会うしかない


これは野村克也さんの有名な言葉だ。


野村監督曰く

エースや四番はほとんどの場合、

即戦力としてプロ野球チームに入団し

そのポジションを担っている。


育成やドラフト下位指名から

四番になった選手はほとんどいないそうだ。


企業経営でもいろいろな職種がある。

どの職種でも、リーダーやマネージャーは

何とか育てることができるかもしれない。


しかし、その職種における

エースや四番を育成や研修で作り出すことは難しい。


エースと四番は育てられない

出会うしかない


後継者問題を抱える社長

最近よく聞く話題だ。


しかし、社長も育成や研修で創り出すことは難しい。


単一機能を担う会社のレベルであれば可能かもしれない。


しかし、会社を維持するだけではなく、

成長させる実力を持った社長は

他人が教えたからと言って育つものではない。


現代の企業経営で考えた場合、

どこの会社も研修や育成に力を入れている。


しかし、本当の意味での

会社を支えるエースや四番

社長だけは育てることは出来ない。


考え方を変えなければならない。


経営者を育成する目的の

社長塾や社内大学を作っても解決策にはならない。


結局は出会いの段階ですべては決まっているのだ。