「飼い主とペットが安心して暮らせる社会へ 」ラブポチ信託® Vol.1

【ペット業界の未来を拓く、QAL経営】


ゲスト

・藤野善孝(認定NPO法人ピーサポネット 理事長)


人々とペットのより豊かな暮らしをつくるために多方面から奮励する方々をゲストにお迎えし、その活動や事業への想いを紐解いていくインタビューシリーズ。

第3弾はペットの看取りサービス『ラブポチ信託®』と、それを取り扱う『ペット相続士®』の資格認定事業を行う、認定NPO法人ピーサポネット理事長の藤野善孝さんにお話を伺いました。


■「飼い主とペットが安心して暮らせる社会へ」ラブポチ信託®


生田目:今回は認定NPO法人ピーサポネット理事長である藤野善孝さんにお越しいただきました。藤野さんよろしくお願いいたします。


藤 野:よろしくお願いいたします。


生田目:それでは私から簡単にご紹介をさせていただきます。

藤野さんは1973 年生まれで、1997 年に西南学院大学をご卒業後、同年に地元の福岡市で最大手の印刷会社に入社され、企画営業や管理職業務に従事。

2009 年にプルデンシャル生命保険に転職し、その後に2017 年NPO法人ピーサポネットを設立しました。

2019 年には、高い公益認定基準を満たし、認定NPO法人を取得され、現在は全国初のペットの看取りサービス『ラブポチ信託®』とそのサービスの普及活動を行う『ペット相続士®』という資格の認定事業を行っています。


藤 野:ご紹介、ありがとうございます。


生田目:今回は、提供されているサービスや事業に関するお話に加え、藤野さんがどのようなきっかけでペット業界に参入されたのかについても、掘り下げて伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


■提供する事業/サービス


生田目:早速ですが、提供されているサービスと事業について教えてください。


藤 野:まず、ラブポチ信託®は、飼い主様自身の生命保険を活用して、飼い主様亡き後のペットの飼育費を捻出したり、飼い主様の遺産をペットの飼育費へ利用できるような遺言書の作成を行ったりするサービスを展開しています。


さらに、そのペットの年齢や体調に合わせて、その後の最適な生活環境を検討し、提供しています。たとえば高齢なペットや、何らかの疾患を持っているペットであれば、提携している終生飼養施設へ預けることができます。年齢が若いペットであれば、里親を探すところから始めます。そして無事に里親が見つかり、譲渡した後も定期的に飼育状態の確認を行い、ペットが本当に幸せに過ごせているのかを確認しています。


「資金の捻出」と「終のすみかの提供」、この2つが、私たちが事業を始める時に強く意識した最重要事項でした。飼い主様亡き後にペットたちが健やかな生活を送るためには、この2つを解決する必要がありました。

Vol.2へ続く