「ペット見守り事業の総合サービス」~株式会社ラニマルが想い描く未来とは~ Vol.1

【ペット業界の未来を拓く、QAL経営】


ゲスト

・クレーン 淳(株式会社ラニマル 代表取締役社長)


人々とペットのより豊かな暮らしをつくるために多方面から奮励する方々をゲストにお迎えし、その活動や事業への想いを紐解いていくインタビューシリーズ。第4弾はペットシッター派遣サービス『セワクル』の提供を行う、株式会社ラニマル代表のクレーン淳さんにお話を伺いました。


■「ペット見守り事業の総合サービス」ラニマル


生田目:今回は、ペットの見守り事業としてペットシッター派遣サービス『セワクル』を提供する株式会社ラニマル代表、クレーン淳さんにお越しいただきました。クレーンさん、よろしくお願いいたします。


クレーン:よろしくお願いいたします。


生田目:それでは私から簡単にご紹介させていただきます。

1974年生まれのクレーンさんは、2000年に大手IT企業に入社。製品販売業務に従事されていましたが、その後ソフトバンクグループ関連会社に転職し、営業本部長に就任。そこから、IT関連企業にて事業開発、会社経営と運営を担当する事業部長、および執行役員を経験されています。

2020年に株式会社ラニマルを設立し、同社代表取締役社長に就任されました。


クレーン:ありがとうございます。


生田目:今回は事業としてのお話に加えて、クレーンさんがどのようなご経験をされて、ペット業界に参入されたのかというお話を掘り下げて伺いたいと思います。


 ■提供する事業/サービス


生田目:早速ですが、ラニマルさんが提供されているサービスとその事業について教えてください。


クレーン:ラニマルは“世界中のペットを見守る”をコア・ミッションとして、「人による心のこもったサービス」と「ITやAIを駆使したテクノロジー」、そして最近ではEducation(教育)という観点からもペットを見守ることにチャレンジし、サブスクも手掛けています。

その中でペットシッターサービスとして『セワクル』をリリースしました。旅行や出張時の犬や猫、小動物のお世話が中心となりますが、飼い主様の入院や通院などの突発的な出来事に対応した散歩代行など、多様化するニーズをキャッチしていくサービスがメイン事業になっています。


それ以外にも関連したサービスとして、『ペットシッター講座』、『ペットとウエディング』、ECサイトの『MARLY(マルリー)』、『愛犬との暮らしメディア』『猫のメディア』なども運営しています。


生田目:ありがとうございます。

特に『セワクル』というサービスをよくメディアでも目にするようになったと感じています。順調に進んでいる証拠であると思いますが、実際のところいかがでしょうか。


クレーン:おかげさまで順調です。私たちが株式会社ラニマルを立ち上げたのは3年前ですが、当時はネットで「ペットシッター」と検索し、偶然に私たちのサービスにたどり着いた方からの問い合わせがほとんどでした。

ですが、最近では「ペットホテルが見つからず困っている。預かってほしい」という依頼が来るようになり、案件全体のうちの4割程度を占めています。立ち上げ当初からは、だいぶ時勢が変わってきた感じがしていますね。

そのような中で、ペットシッターサービスで国内最大手の株式会社日本ペットシッターサービスの事業を引き継げたことが、セワクルが軌道に乗ることができた一番の要因だと思います。


生田目:それは強いですね。業界で1番の旗を上げたら情報も集まりますし、事業を伸ばすうえで楽になると思います。

Vol.2へ続く