【COLUMN】11/28 JPSA JOURNAL 協会理事コラムを更新しました。

協会理事コラム Vol.13 [生田目 康道]


日本ペットサロン協会

会員サロンならびにご協力企業の皆様

専務理事の生田目でございます。

日本ペットサロン協会の活動にご支援を賜り、

誠にありがとうございます。


サロン協会での活動は、

立ち上げ準備時期から数えて

早くも8年になりました。

この間、私は専務理事を務めさせていただく中で

全国トリミングサロンの経営支援を行うことを目的に活動を行ってきました。

ペットサロンの経営には

グルーミングに関する技術や知識以外に、

ペット関連ビジネス経営および店舗経営に関する専門的な知識が必要です。

『商品が良ければ売れる』

『腕が良ければ顧客が集まる』

といったような時代もありましたが、

現在のトリミングサロンはそういう状況にはありません。

多くの地域においては、

もうトリミングサロンは選択できる程度の数が存在しています。

また、雇用環境も変わってきています。

雇用契約書もなく、

残業や有休の対応もできていないような

いわゆる“ブラックサロン”では

これからはますます難しい時代になっていきます。

しかも、多くの場合

このような状況の中であっても、

業種的な特性上

・ オーナー

・ 社 長

・ 店 長

と3つの役割を一人でされている方が多いのが現状です。

スタッフを持たずにされている方も

スタッフを抱えてオーナートリマーとして

活躍されている方も状況は同じです。

スタッフの有無にかかわらず

事業で借金を作ればオーナーの責任ですし、

トラブルや苦情対応には社長が出ていく必要もあります。

日々の仕入れや予約管理、スタッフ育成などはすべて店長の仕事です。

トリマーおよびトリミングサロンは、

その仕事の社会的な意味合いが大きいにも関わらず

社会からの支援が足りない状態で活動してきました。

これらをサポートする一助を担う目的で

このサロン協会が生まれました。

これからも、

一人三役で頑張るだけでは対応できない面も出てきます。

ますます、協力企業様たちと力を合わせながら、

会員サロン様たちの支援を強化して行ければと思っています。


ペットとともに暮らすこと

そして、ペット自身の生活の質を上げること。

この2つのニーズはますます高まっていきます。

少しでもペットサロンがその役割を安定的に果たせるために

これからもサロン協会の機能を充実させていきたいと思います。