ビジネスにおける1・9の法則


2020年に入って経営管理の時間割合を増やしている。


動物病院事業のいくつかの部門については

直下の組織として育成をしている。


あらためて、

ここの仕事を見ていると気づくことがある。


それは、知識・技術・経験ではなくて

仕事のやり方が上手い人

仕事のやり方が下手な人

この差が大きい。


2019年は広げるための外部活動を増やした1年だったので

あまり個々のスキルに気が回っていなかったが、

2020年は簡単なコツを知らない人には教えるようにしている。

これは、僕が20代のころに

創業オーナーのアシスタントをしているときに気づいて

勝手に名前を付けた法則。


仕事が0の状態から始まって10の状態が完成。

このどこで方向性の確認の確認をしたり、

セカンドオピニオンを得たりといった自分以外の人との確認をするか。


実際の仕事において、0から10まで一人でできるようなものは少ない。

これは、新人であろうが、社長であろうが同じ。


僕は職人ではないので自分自身で手を動かせるものが少ない。

だからこそ、まわりとの集合知で経営をすることや

合意形成を丁寧にやることが重要だ。


1・9の法則


仕事が上手な人は、

スタートする1の段階で方向性の確認をする。

その上で、最後の仕上げの一歩手前で確認を再度する。


仕事があまり上手じゃない人は、

9の段階になってやっと人の意見を聞いたり確認をする。


仕事を受けて、

だいぶ時間がたってから方向性がずれていることに気づく。


だからこういうやり方になる。

0・  9・10の法則 → 0からやり直し。


働き方改革に合わせて、

単純に今までのやり方を短時間でやるだけでは会社は成り立たない。


会社はそれでも工夫するが、個人は豊かにはなれない。


この機会に抜本的に仕事のやり方を見直してみるのもいいかもしれない。