財務を理解していない社長が会社をつぶす。
これはある意味真実だ。
財務会計に関する知識やスキルは、社長をやる上では必須。
これがないと強い財務部門も作れないし
専門人材の雇用も難しい。
優秀であればあるほど無知な社長には
愛想を尽かすことになる。
新しい商品づくり
新しい事業づくり
など、事業の中心部分である
戦略やマーケティングに関する項目には
どうしても不確実な要素が含まれる。
どれだけリサーチしようが
どれだけビジョンを持とうが
どれだけ思いを込めようが
どうしてもタイミングと運の要素が残る。
しかし、
この財務や会計に関する分野は
正確な知識と正確な運用を実践することで
かなりの範囲を高いレベルで経営を行うことができる。
いわゆる勉強して正確な知識を持つことで
成果を出すことが簡単な分野だ。
経営は簡単だが難しい。
高学歴で勉強が出来ないと出来ないようなものではないが、
不確実な要素は排除できない。
だからこそ、財務会計分野のように
1か月も集中して勉強すれば
かなりのレベルにまで到達できる分野は
確実に抑えておきたい。
ゼロからの学習には不向きだが
すでに基本的な財務・会計の知識のある社長にとっては
本書は良書だと思う。
本書で書かれているように
経営計画書を作ることも絶対にやっておきたいことだと思う。
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