『交渉力』を読んだ

交渉力というと誤解している人も多い。


それは交渉には2種類あることを

知らないか、忘れているからだ。


① 敵対的交渉

② 協調的交渉


①敵対的交渉

の力は経営者でも必要ではあるが

一定以上の難易度のものはプロの力を借りるケースが多い。

毎日発生するものではないからだ。


しかし、

②協調的交渉

についてはすべての経営者には必須のスキル。


毎日必要になるスキルであり、

これがあるかないかは、

業績に対する影響が大きい。


何か達成したい目標があるとき

会社を変えたいという意思があるとき


敵対したり、反対したり

視点が違う意見をまとめて


必要に応じて説得し、チームをまとめ上げながら事業を進めていく。


交渉力 = 敵対する相手をやっつける方法。敵対的交渉。

ではなく、

交渉力 = 中立な相手も、味方も含めて話をまとめる力。協調的交渉。 


・ 自分の要望をハッキリさせ

・ 妥協点や合意点を見出し

・ それに向かって対話を重ねて

・ ヒトを動かしていく


社長や部長は肩書では作れない。


単にビジョンや計画では絶対にヒトは動かない。

学校や教科書ではビジョンがあれば会社は動くと甘い勘違いをしてることが多い。

決して騙されてはいけない。


協調的交渉をしながら、明確な共通ゴールへチームを率いてこそ

本当の意味でのリーダーになれるのだ。


本書はこの分野を学習したことがない方にぜひおススメしたい。