どうやるかではなく何をやるか

社長は様々な場面で様々な意思決定をする。

人によっては意思決定が社長の仕事だとも言われる。


我々は学校でフレームワークに沿って論理的に考えることを教わり、

その上で、論理的に説明ができる選択肢の中から意思決定をする。


しかし、これには問題がある。


フレームワークによる意思決定が機能するのは、

やるべきことが決まっている場合に限られるからだ。


まず選択肢が整理できる時点で、

誰でもできるレベルの仕事で、社長の仕事ではない。



社長の意思決定で難しいのは


どうやるかではなく何をやるか


これだけは誰も教えてくれない。

この難問だけは自らが決めなければならない。



その状況から何をやるべきなのか?

その状況からどの事業を選択すべきなのか?

その状況からどの道に進むべきなのか?



私自身もいつも迷う。


そういう場面で意思決定をするには、

論理的な整合性だけではなく、

内なる声との整合性を合わせる必要があったりする。


それを世の中では社長の気まぐれや思い付きと言われることもあるが、

本当に自らが納得している選択をしないと、言葉に力がなくなる。


実行力が伴わない意思決定は、決して上手くはいかない。


だから


論理的思考 vs 内なる声


経営者は、非論理的な面にも目を向ける必要があると思う。