キミは何がしたくてどこへ行きたいのか?



社長になると何でも自由に自分で決められる

私も自分の思い通りにやりたいから独立する!




自分の裁量で、自分の理想とする形を考え、決めて

時間を気にせず思いっきり仕事をする権利を手に入れる。




これは独立をする醍醐味だ。




第一の壁である、最初の立ち上げの時期を何とか乗り切り、

事業が軌道に乗り、従業員が増えてきたとき。




次の壁がやってくる。



それは社長としての器が問われるとき。

立ち上げ期のように“能力”が試されるのではなく、



“志”、“想像力”、“構想力”といった内面をスタッフからテストされるときだ。




社長は今後なにをしたいんですか?

ウチの会社はどこに向かっているんですか?

ウチの会社のビジョンは何ですか?




社長はこの問いに応えなくてはならない。

しかも明確に自信をもって。




ホンモノの社長はこの問いに対する答えがいつもある。

半人前の社長はこの問いに決して明確には答えられない。




この第二の壁は、自分の内面との戦いだ。

正直なところ、事業立ち上げ期のサバイバルよりもつらい。




しかし見方を変えればここまで来れた起業家はラッキーだ。

なんとか生き残ることに成功し、事業を一定のところまで成長させた。



だからこそ、この第二の壁に当たった。

それだけだ。




この二つ目の壁。

これを超えると起業家はホンモノの社長になる。




しかし、多くはここで力尽きる。

一度考えることをあきらめて、

自分の答えを出すことを辞めてしまうと、絶対にホンモノの社長にはなれない。




こじんまりとした事業を長く続け

地域経済団体や業界団体の幹部などにはなれるかもしれないが

所詮考えることから逃げた半人前社長だ。




そうなると、酒を飲みながら、若手に同じ武勇伝を繰り返し熱く語り、

起業家としての短い一生を終えることになる。




どれぐらいの規模の事業をやるか。

どんな内容を目指すのか。

これは起業家自身が決めることだ。



しかし、どうせ起業をするならば、

社会にインパクトを与え、世の中をより良くすることに貢献できるような


そんなホンモノの社長を目指したい。




この壁をクリア出来たら、

キミにはまだ第三の壁が待っているから。