話の聞き方を考える

基本的に人の話を聞くよりも自分の話をしたい人が多い。


当然私もその内の1人だ。


だから組織のマネジメントをする場合は、

自分から発信するメッセージの質よりも、

相手から受け取るメッセージの理解度を上げることが大事だ。


話してる相手がどんな種類の言葉を使うかによって、

その人のビジネス知識や経験がわかる。


職人は職人の言葉を使い

管理者は管理者の言葉を使い

起業家は起業家の言葉を使う。 


相手の話を最後まで聞いていると

どの言葉の割合が多いのかもわかる。 


だから相手の言葉の種類によって

こちらが使う言葉の種類を変える。

そのほうが相手にとって話が伝わりやすくなる。  


マネージメント層と話をする時

ビジネスマンと話をする時

獣医師と話をする時

動物看護師と話をする時

トリマーと話をする時 


それに加えて

販売やマーケティングをしている人

学術やものづくりをしている人

管理部門の人

それぞれ使う言葉が全く違う。


コミュニケーションが必要になる仕事の場合、

対話の能力が高い事はとても大切なことだ。 


書店に並んでいる関連の書籍を見ていても、

自分の話し方をうまくする本は多いが、

相手の話の理解度を上げるものは少ない。


ましてや心理学的なテクニックでコミュニケーションをうまくする方法は色々あるが、

話の内容を理解し判断してコミュニケーションに活かす方法は何故かない。


対話をする相手の使う言葉

会話をする相手のバックグラウンド

相手がどんな仕事を担当しているかなど


自分が話し始める前に3秒でいいので

相手のことを頭の中で整理してみると、

そのコミュニケーションはスムーズになるかもしれない。