経営書に書いてない事業提携の秘訣

事業提携先を選ぶとき

あなたは何を基準にパートナーの選定を行うだろうか。


事業シナジー

事業規模

組織文化

相乗効果

顧客層


など。


いろいろな観点があると思う。



検討している候補が1社だけの場合は話がシンプルなこともある。

しかし、実務の場面においては、事業提携を検討する際に

複数のパートナーが現れることもある。


この場合、どの企業と付き合うかを選定する上での

最終的な基準をあなたは持っているだろうか。




多くの場合、先に挙げたような基準で各社を比較し、

それぞれのメリットとデメリットを分析する。


その上で相対的に最も良さそうな先と事業提携することを決める。


提携したい先の優先順位を決め、

優先順位が高い先から交渉を進めたりして工夫する。


こういうやり方を先輩や上司から教わったことがある人もいるはずだ。

この方法も間違いではないと思う。
社内会議で説明をする資料としても、レイアウトが良ければ分かりやすいと思うし、

報告書としてもバッチリだ。


ただし残念ながら、この方法はまったく実践的ではない。
あくまで会議室用の思考方法でしかない。


本当に事業提携を成功させた経験がある人は、わかっている。


最初に双方が目論んでいる通りには100%進まない。

社会の情勢は変わるし、顧客も変わる。

競合が出現することもあるし、影響及ぼすような事件が起こることもある。


その結果、

初期の設定からのズレを

日々コミニケーションを取り、修正するというプロセスで

事業を作っていかなければならない。


だから事業提携パートナーを決める1番大切な条件は、

双方の事業責任者 または トップの相性

これだけだ。