2003年から動物病院を事業として行っている。
動物医療という形で
動物の命に関わる仕事している。
当然だが、これはボランティアではないし、
関係するスタッフ全員に対し、給与も遅滞なく払っている。
毎月、毎年利益を出して、
事業をより安定的に継続させるため、
事業の品質の向上につながる投資のため、
関係者の生活をより良くするためなどに
適正に分配をしている。
もちろんだが、納税の義務もきちんと果たしている。
しかし、動物のことになると途端に
極端にボランティア的な考えをする人もいる。
動物医療は社会的なインフラの一つだが
事業であり、
専門サービス業の1つだ。
日本中にあるほかの会社や仕事と同じように収益事業だ。
だから動物病院に対して
ボランティア精神だけを求める考え方には反対だ。
しかし、それ以上に、
動物病院を単なる金儲けの道具と考える
この類のビジネスパーソンには個人的に全く賛成できない。
考え方はいろいろある。
だから仮に僕が賛成ではなかったとしても
働く人たちにとっていい職場を作れているなら、まだいい。
獣医師、動物看護師をはじめとする
動物医療を天職として
日々、命と全力で向き合っているスペシャリスト
たいていの場合、これらスペシャリストと
金儲けの道具派であるビジネスパーソンとの関係は
うまくいっていない。
膨張ではなく成長させよ。
動物病院を買って増やす。
売上高だけを大きく見せる。
上場するぞ!というような
ビッグピクチャーという単なる紙芝居を見せながら
資金調達して膨張を目論む。
動物医療に対して愛も矜持もない。
既存病院の質的な成長
既存病院の量的な成長
ESの向上
組織文化の醸成
これらが前提で、
この前提のもとに新規の病院開設があって
事業が大きくなることが成長。
既存病院が成長できていないのに
カネの力で売買だけを繰り返して大きくなることが膨張。
経営者は事業を成長させよ。
膨張と成長の違いを理解せよ。
膨張を繰り返しただけの事業の結末は明白だ。
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