口伝でひそかに伝えられていること

面接やその他の場面で

多くのビジネスパーソンと話をする機会がある。


その中でも


・ 起業したい人

・ スタートアップ界隈の人材

・ 若手の経営者

・ ハイクラス転職人材 等


彼らを見ていて気付いたことがある。


たいていの場合、

彼らはみな勉強熱心で情報を持っている。


インプットもとても熱心だ。

いろいろなイベントにも参加し、

ネットワークを持っている。


有名な人と知り合いだったり、

有名な事業にかかわった経験があることも多い。


しかし、

彼らの多くは実際の事業をつくれない。


あと一歩だけ、何かが足りないのだ。


部分は最適化されていても

なぜか全体があいまいで、

部分同士につながりがない。


ビジネスに関してのナレッジを


・パッケージ化されたもの

・フォーマット化されたもの

・学問になっているもの


このようなものだけでインプットした人の

典型的な症状だ。



そういう人たちとは対照的に、

何故かとてもセンスのいい人もいる。


ビジネスで重要な部分を的確に把握し、

最小限の労力で成果を出していく。


フォーマット化された考え方もできなくはないが、

それは、事業を人に説明する

紙芝居プレゼンを作るときしか使わない。


こういうセンスのいい人に深く話を聞くと

たいてい彼らには師匠がいて、


ビジネスを学問としてではなく、

師匠から口伝で学んだ時期が必ずある。


しかもその師匠は1人ではなく複数だったりもする。


口伝でしか伝えられないもの。


それは、

間、呼吸、視座、見る角度、タイミング


書き出せばキリがないが、

座学やテキストや動画では伝えられないことがある。


だから、デキル人になりたければ

自分で学習できるものは、できる限り自分で学べ。



それに加えて、


師匠を持ち、師匠から学べ。


口伝でひそかに伝えられていること

これを受け継ぐ。


それが一番の近道だ。