社長に向いている人と向いていない人

社長になる前は、

“社長”という肩書がすごいと思っていた。


それに加えて、

会社の規模や成長性は

単に業種業態によるものだとも思っていた。


しかし、

実際に社長になってみて、


会社の実力は社長の実力


しかし中には社長に向いていない人がいることに気が付いた。


社長に向いていない人は、


・ 自分にだけベクトルが向いている

・ 自分が恥ずかしくないよう体裁を取り繕う

・ 自分ができないと思われたくない

・ 自分が活躍していないと不安

・ 自分に他人を依存させないと不安


本来、事業や会社は社会のためにある。


単なる金儲けだけのためであれば

人を雇う資格はない。

ひとりで投資家になればいい。


自分の欲のため

自分の保身のため


そういった

本来とは違う目的で社長をしている人は

たいてい事業を長期的には成長させられない。


マーケティングの才能があり、

売上を伸ばせる人はいるかもしれない。


プレゼンや資金調達がうまい人もいる。


そういう人は

一時的には脚光を浴びるかもしれない。

しかし必ず長続きはしない。


そこで働く従業員は

決して幸せな感覚を持っていないだろう。

だから、優秀な人から会社を離れていく。


そういう状態が続くと

何よりも社長自身の幸福感が下がり、

その結果、モチベーションも勢いもなくなってくる。



一概に、社長といっても様々だ。


フリーランスや個人事業主も社長。

10名規模、30名規模、100名規模、それ以上。

経営規模によってスキル要件も変わる。


しかし、社長という名刺を持った時点で

社会に対しての責任は同じだ。


事業は世の中をより良くするためにある。

会社は人を管理する場所ではなく

人を活かすために存在する場所。

会社は自分の一族のためだけの

金を稼ぐ場所ではなく

社会のための価値を生み出す場所。


社長に向いている人と向いていない人


社会の中で、社長としての自分の役割を

もう一度確認したい。