『直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』を読んだ

久々にすごい本に出合った。


経営に携わる人以外が読んでも

おそらく何の話やらよく分からないかもしれない。


論理的思考のような

連続的思考が重要視されがちな今のビジネスの世界で、


経営における決断を体系的に説明している本はとても少ない。


しかも、経営者としての経験がないとわからないようなところまで

整理し体系化してくれている点において、個人的には名著だと感じる。


論理なき直感は、外れやすい

直観なき論理は、貧しい

論理なき哲学は、空回りする

哲学なき論理は、悲しい


スタートアップ的なやり方を理解し

ビジネスプランを書けるようになり

それを人前でプレゼンできたとしても


本書にあるような、適切な意思決定をする技術体系を持たなければ

最初の想定から変更があったときに対応できない。


また、企業がある程度の規模になると

方向性の微修正や変更

そして、新規事業開発や事業廃止などの意思決定が必要なときが来る。


直観を磨く

論理を鍛える

哲学を育む


こういう日々のトレーニングを通じて

著者の言う“事業運営の基本プロセスをマスターする”ことは

経営人には必須のスキルだと思う。


この本は、社長をやるならぜひ読んでおきたい1冊だ。