カップラーメンを難しく作るな

あなたの目の前にある5個のカップラーメン。

それを皆で食べようとしたとき

あなたはどうやって作るだろうか?


普通に考えれば、

やかんやポットでお湯を注ぎ、蓋をして待つ。

多くの人はそうするだろう。


しかし、


『カップラーメンのお湯を入れる専用の装置が必要だ!』


と主張しながら、カップラーメンお湯入れ装置の企画書を作り、

上司や投資家に説明する人たちもいる。


反応が良ければ、設計図とデザイン案を念入りに作成し、

万が一の時に備えた安全装置も付けたうえ、

企画立案からだいぶ時間を経て、製造委託する。


そしてついにカップラーメンお湯入れ装置が完成。


しかしその時には、もう誰もカップラーメンを食べたい気分ではない。



カップラーメンを普通に作る人

カップラーメンをわざわざ難しく作る人


数個のカップラーメンを作るために

カップラーメン専用の装置をわざわざ作る必要があると言われたら

あなたはどう感じるだろうか?


仕事にはいろいろな種類がある。


単一の仕事を深めていくものもあれば、

臨機応変な対応が求められるものもある。


シンプルな仕事と複雑な仕事


仕事の内容や役割によって決まっている場合もあるが、

担当する人のやり方によって

シンプルな仕事のはずが、

なぜか複雑な仕事になってしまうこともある。


『カップラーメンを難しく作るな』


シンプルなことはシンプルなままで

最短最速で進めていくべき。


簡単なことをわざわざ複雑にした

仕事風の作業は必要ないのだ。