経営はどんどん複雑になっていると感じる。
昔は、要素を分解してそれぞれの分野を改善すれば、会社が良くなった。
だから経営を細分化するタイプの学問が有用だった。
もちろん私もそれを学んでいた。
創業前から5年目くらいまでは
要素分解をして改善するその手法である程度通用したが、
15年前頃から、突然そのような学問的アプローチが
経営の実践において通用しなくなった。
実業を進める中で、
・部分の総和は全体にはならない
・パーツをつなげる糸をイメージする
・事業は一気通貫で見る
・1つの要素を変更したときの全体への影響を想像する
・事業は一筆書きで〇を書くように作る
・ビジネスプランは経済小説のように作る
など。
自分自身の中でコツのようなものを掴んでいった。
間違ってもビジネスは数字で作るものではない。
デザイン思考
この考え方に初めて出会ったとき、
なるほど。
言語化して人に伝わるように事業の作り方を説明するとこうなるのか。
と衝撃を受けたことを覚えている。
経営の全体像
事業の作り方
これらを学びたい人には必須の考え方だと思う。
本書はデザイン思考の考え方を学ぶためには非常に良書だった。
文体も校正も素晴らしい本だ。
ただし、この考え方をこのまま実践しても事業は作れない。
あくまで考えるための道具として、参考にしたい。
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