『無理ゲー社会』を読んだ

この本のタイトル「無理ゲー」は

「攻略が無理なほど難しいゲーム」の略語だそうだ。


この著者の本は、20年ほど前から読んでいる。


基本的には社会に実在する矛盾や

絶望的な事実をかみ砕いて伝えている内容の本が多い。


私が経営を始めてからの20年。


世の中はますます

『自分らしさ』

『リベラル化、知識社会化、グローバル化』

の方向に進んでいるような気がする。


しかし、これは考えてみれば当然のこと。


自分らしさや個性を強く打ち出す社会を

目指せば目指すほど格差が広がり、


才能があり努力ができる人にとっては

良い世の中。

そうでない人にとっては

ますます生きづらさが増した

過酷な世の中。


こういうパラドックスが起きる。


『才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア』


これは社会全体の話もそうなのだが、

経営組織という小さな単位もその影響を受けて同じ流れに進んでいる。


その中で企業経営はどのように進むべきなのか?

それぞれの経営者が自分の中で答えを持つべきである。


そして特に若い経営者は

まずこういう視点もインプットすることが大切だと思う。