『整える習慣』を読んだ

私は29歳で社長になった。


20代から30代のころ

いつも周りの起業家予備軍や経営者と自分を比べていた。


自分の足りていないところを探すため

そして何を補っていけばいいのかを考えるため。


自分の社長としての実力をどうやって上げられるのか?

そればかりをいつも考えていた。


最近の風潮では、


『ビジネスは機会の発見であり、事業構築はフォーマットである』


といった論調もある。

しかし、実際にはそんなに事業は簡単ではない。


この類の起業家や社長を見ていると、

フォーマットで事業を作るやり方を採用し、

うまくいく人もうまくいかない人もいる。


事業の成否が何で決まるかといえば


社長のパフォーマンス


これで決まる。


本書にあったフレーズ。


「実力をつける」よりも「今の実力を出し切ること」


これに気付けたのは30代後半で、

考えをシフトできたのは40代になってから。


自分の生活と

自分のコンディション

自分の感情と

自分のパフォーマンスを整える。


アタマがよくモチベーションも高いが

パフォーマンスが低い社長。


勉強熱心で情報も持っているが

うまくいかないことが多いビジネスパーソン。


あと1つ何かが足りないと感じる場合は、

自分の生活を整える視点を持つことも

1つの解決方法かもしれない。


本書はそういったことを学ぶための良書だ。