【ペットと人のニューノーマルを創造し、拡張するこれからのビジネスの作り方 #6 】
ゲスト:「DG TAKANO」代表・高野雅彰氏
■それでも「起業して良かった」
生田目: 苦しかった経験もたくさん話していただきましたが、高野さんは起業して良かったと思いますか?
高野: これは、もう、めっちゃ良かったと思います。生まれ変わっても起業するでしょうね。しんどいですけど、それ以上に楽しい。いや、違うな。しんどさMAXでストレスもMAX。だから健康には悪い。(笑)だけど、それに見合うだけの面白さがあるのが起業です。
生田目: 起業家に向いている人は?
高野: 日本で常識とされていることに対して、いちいち「なんでやねん」と思ってしまう人。僕みたいに起業するしか選択肢がない人が向いていると思います。
生田目: でも、そういう人ほど壁にぶつかって腐ってしまう可能性もありそうです。
高野: いや、壁にぶつかっても突破するルートは絶対にあるんですよ。それをあきらめずに考え続けられるかどうかじゃないですか。
生田目: まさにそこが起業家精神の真髄なんでしょうね。「絶対に突破する方法はある」と発想をして行動を続けられるかどうか。これがダメなら次、とやり続けられる人。
高野: やればわかる。でも、やらないといつまでもわからない。
生田目: ということは、起業家を目指す人へのアドバイスなんてないですよね(笑)。「まず、挑戦しろ」ということですから。
高野: あなたの人生なんだから、あなたの好きなように生きてください。それが大前提です。そのうえで何か壁にぶつかって苦労しているなら、視野を広げるようなアドバイスはできる。それが正直なところですね。
■対談を終えて
今回の高野社長との対談は非常に刺激的なものとなりました。
このシリーズの対談で本物の創業者であり起業家をお迎えしたのは初めてのことでした。
最近の流行りとも言える、起業の要素を分解し、決まったフォーマットにして、型で事業を立ち上げてくる起業家たち。
彼らとは全く違った古さと新しさが融合したハイブリット型の起業家。
行動すること
経験すること
改善すること
継続すること
これらを成功や失敗の経験を重ねる中で身に着け、さらに、思考を重ねながら自らのスタイルを築き上げる。高野社長の独自のスタイルをお聞きしていて、本物の起業家に触れる機会をいただけた感動がありました。
『起業家は起業家を作ることはできない。』
この部分は特に共感を覚えたフレーズでしたが、結局のところ、起業家として成長するためには、実践の中で経験を積み上げること。これが必要不可欠であることは間違いないことを再認識し、そのための場や正しい経験を積める機会をQAL startupsを通じて増やしていきたいと強く感じた対談でした。
0コメント