経営者の方はみんなそうだと思うが、
経営の世界には矛盾やジレンマがあふれている。
単純に1つの結論や選択をすることが難しいケースも多い。
だから毎日のように頭の中で仮説を立てつつ、
実験を繰り返すことになる。
頭の中で行われた実験の複数の結論をもとにして、
経営理念やビジョン、会社の状況を加味しながら
経営者は出来る限り質の高い意思決定ができるよう
日々努力することが重要だ。
本書で説明されているような思考実験について触れた書籍は少なくない。
ネットでも調べることができる。
内容そのものについては本を読んでほしいと思うのだが、
こういう極限までシンプルな条件設定をされた結論が1つではない
思考実験を大量にインプットしておくこと。
これは実際の経営における意思決定力の向上に、とても役立つ。
もしかすると経営者はこれを熟知しながら戦略を立てているかもしれない。
本書はあくまで入門書ではあるが
興味がある人は参考にしてほしい。
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