迷ったら本屋を歩け


私はいつも新刊書籍をチェックしている。


基本的には自分の関心がある分野だけにはなるが

サイエンス、経済小説、ビジネス書など

amazonやネット書店だけではなく、店舗にも必ず足を運ぶようにしている。


購入するだけならネットで買ったほうが早い。

しかし、私にとって書店に行くことには2つの効用がある。


1つは、その時の自分の深い部分の関心や興味を知ることができる。


書店に行ったときは、売れ筋ランキングの棚、新刊書籍の棚などだけではなく、ぐるっと一周すべてのジャンルの棚を目に入れてみる。


そうすると普段は興味がないのに、なぜかその時だけ気持ちが動く本があったりする。

健康、趣味、実用、小説、歴史、法律、教育など。


自分がいつも考えていること以外の気づきを得るのだ。


そしてもう1つは、情報の偏食的なインプットを防ぐためだ。


ネットだけで本を探す場合、どうしてもジャンルが偏ってしまう。

同じような本ばかりを読み、同じような情報ばかりが集まる。


ネットの情報だけで変わった本を買うのは勇気がいる。

しかし、1回書店に行ったらあえて余計な本を買ってみる。

「絶対に普通なら読まない本」「まず一生買うはずがない本」など。


そうすると、知的枠組みを拡げるきっかけになることがある。


基本的にアイデアは、「組み合わせ」と「マネ」

この2つの手法から生まれる。


今まで持っていたものに、買うはずがない本から得た「異質なもの」を組み合わせる。

それによって、新しい何かが生まれることがあるのだ。


迷ったら本屋を歩け。


YoutubeやYahooニュースで得た情報をベースに物事を考えてはいけない。


専門技術者であれば知識を深めることはもちろん大切だ。


しかし、今の時代においては、技術や情報がすぐに古くなる。

経営者やビジネスパーソンはどれだけ知的枠組みを拡げられるかが勝負だ。


知的格闘を続けよ。