上司は部下にもっと報告をするほうがいい。
関与しているどの会社においてもそう心掛けている。
直接やり取りするメンバーに対していつもいろいろな話をする。
・ 競争相手についての情報
・ ユーザーについての情報
・ 会社で次にやりたいこと
・ 会社で今気になっていること
・ 興味がある事業
・ 業界&市場の変化の予測
など。
上司になると部下は自分のことを
深く理解してくれていると勘違いしてしまうことがある。
これは、多分自分もそうあってほしいと期待しすぎて
そうなってしまうのかもしれない。
部下からの視点でみると
上司の人柄や性格はモノの言い方によく表れる。
こちらが思うよりも観察されている。
しかし、上司の考えていることは分からない。
会議をしたときに意見が少ないとか
アイデアを出してくれないとか
上司の立場としては感じてしまうこともあるかもしれない。
この場合、彼らは積極的に関与しようとしていないわけでも
協力したくないわけでもない。
単にあなたからの情報が足りないのだ。
仕事で、院長や獣医師と少人数で面談をするときや、
自社やグループ会社の幹部と個別で面談するとき。
いろいろと目的はある。
① 人間関係を作ること
② 情報交換すること
③ 各種出来事の目的・背景・意味を伝えること
④ それをやることや役割を再確認すること
しかし、私が一番重視しているのは、
社長としての頭の中身を報告すること
なのだ。
仕事がうまく行っている部署の活動を観察してみると
上司が情報を発信している。
年齢も経験も違うメンバーで部署になっているので
複雑な話や難しい話は丁寧に説明して伝えている。
それと反対に、
問題が起こる部署は上司が情報を出さない。
ひとりで情報を集めて抱え込む。
そして、部下が報告したり相談したときにだけ
ダメ出しか反論する論拠にその情報を使ってしまう。
上司と書いてきたが、
社長になればなおさら報告は重要だ。
幹部や管理職やキーマンに対して
もっと報告をせよ。
彼らは情報を持てばもっと協力したいと思っているのだ。
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