アクションリストを見れば仕事の理解度がわかる


口頭での説明は難なくこなすが

文章に出来ない人は割と良く見かける。


『その話、賛成の前提でワード1枚で整理して企画にして』

社内でよくある場面。


そういう人が作った文章は

実に、順番も階層も論旨もバラバラなのだ。


主張もガタガタというケースが多い。

言葉よりも文章のほうがごまかしがきかない。


論理的な思考は練習しないと身につかないのだ。


だから、

関係のあるスタッフには、アクションリストを作らせる。


TO DO LISTでも業務リストでも何でもいいのだが

今担当している仕事の内容を整理してもらう。


具体的には

・ 既に進めていること

・ やらなきゃいけないこと

・ その中でやり方が決まっているが未着手なこと

・ 誰か社内の人に依頼していること

・ やり方を知らないまたは分からないこと

などだ。


仕事を理解できている人はわけもなく書き上げる。

反対に、仕事を理解できていない人が書いたものは

見たら一発でわかる。


① 文章全体が長い人は、行動と備忘録とアイデアがぐちゃぐちゃ

② わかりづらい人は、事実(タスク)と意見(感想)がごちゃごちゃ

③ 書いている内容の期日を理解していない人は、具体的な数字の記載がない 

④ それがどう終わるのか分からない人は、業務設計ができていない


仕事はセミナーや動画で学ぶものではない。


日々の仕事でリストを作成している人は、

1つひとつの動作の中にある意味を考えて

それらの基本を積み上げて上手になって行ったほうが100倍速い。


知識偏重でビジネスを学ぼうとする人は多いのだが、

実は、目の前の1つひとつの仕事を丁寧にやってみると

今の壁を超えるのは意外と簡単なこともある。


これは社会人でも学生でも同じ。

リストに落とし込んでみると意外な見落としに気が付けるかもしれない。