新規事業をやるなら既存事業をより深く理解せよ


既に既存事業で一定の成功を収めている企業。


そういう会社で事業開発チームや

新規事業担当役員の方とお話をする機会がよくある。


彼らとお話をしていると

本業がある会社が新規事業に取り組む時には

一定のコツのようなものがあるように感じる。


・ 既存事業をよく理解しているヒト

・ 既存事業をよく理解してないヒト

どちらが新規事業を創れる可能性があるのかは明白だ。


既存事業をよく理解しているチームは強い。

自社の考え方の癖や弱点をよく理解しているということだ。


だから

新規事業に取り組む時に、市場競争の視点ではなく

内部管理的な観点からどこが難しいのかをよく理解している。

だから結果として成功する可能性が高くなる。


言うまでもなく新規事業開発は重要だ。


歴史を学べば

どんな事業であったとしてもライフサイクルがあり

終わりがあることがわかる。


0→1、成長、成熟、衰退、消滅


だから

今、強いと言われている事業でも

今、強いと言われている会社でも

何もしなければ必ず衰退を迎える。


戦略理論やマーケティングを学んだ人は言うかもしれない。


ライフサイクルを伸ばす工夫や

ライフサイクルのピークを高くする方法はある。


しかし、多少延命をしようがしまいが

常に事業を創造し続けない限り

どんな会社も生き続けてはいけないのだ。


社長は事業開発をせよ


内部管理ばかりをしていてはいけない。


事業のライフサイクルはますます短くなっている。


少なくとも30%くらいの時間は

自ら会社の外に出て次の事業を探すのだ。