あなたの『お客様』は誰か?


中途入社で仲間になった人に対して、

いつも同じ質問をする。


『あなたのお客様は誰?』


この質問に対して99%の人はこう回答する。

『来てくれるお客様です』

『地域の飼い主さんです』

『動物病院の先生や看護師さんです』

『クライアント企業です』

など。


残念ながら

正解を言う人はほとんど存在しない。


彼らは一生懸命一つの方向だけを見ている。

自分の専門性を発揮したいと思っている。


自分がやっている仕事の中身を理解していないからだ。


彼らが勘違いしていること。

組織における役割が何なのかだ。


その人は、

募集要項を見て応募してその会社に入った。


当然、雇用をしている側には何らかの目的や意図がある。

こう活躍してほしいと思って内定を出したはずだ。


個人が保有している専門性だけを買いたいのであれば、

業務委託契約でいい。

わざわざ正社員として雇用する必要はないのだ。


それをわかっていない。


きっと、その人に対して会社や上司は伝えている。

『君にはチームの中でこういう業務をしてほしい』

『チームのここの部分をサポートしてほしい』


でも彼らの多くは、

何らかのアーティストや個人スポーツの選手などのように

チームへの貢献や、チームでの役割を忘れ、

団体戦の中で個人戦を繰り広げる。


だから絶対に成功しないのだ。



『あなたの仕事を評価する人は誰か?』

『あなたの仕事にお金を払う人は誰か?』



ビジネスマンはよく考えてみてほしい。