「裸の王様」とは、
批判や反対を受け付けず、本当の自分がわかっていない権力者を指した比喩だ。
仕事の実力は「最初に勤めた会社の3年間で決まる」と言うが、
きちんとした指導を受けずに
上司から無責任に褒められ仕事を覚えると、
実際の実力よりも自己評価が高すぎる人、
いわゆる「小さな裸の王様」が誕生する。
自己評価が高い事は決して悪いことではない。
困難に当たったときにそれを打ち破って突き進んでいく原動力となることもある。
しかし、この高い自己評価には
自分を客観視するハートやマインドを持っているときに限り有効だ。
小さな裸の王様になって失敗する事例は、ベンチャー起業家や専門職にも多い。
一度自分の都合の悪い情報を遮断しながら自己評価だけで判断してしまうと
- 重要な話が届かない
- 人のアドバイスを聞かない
- 自己流のやり方を改善できない
- 自分が思っているより仕事ができない
- プライドが高く間違えることができない
- 人に質問ができず間違ったやり方から抜け出せない
などといった宝の持ち腐れの状態に陥る。
周りはわかっている。
彼ら自身が、小さな裸の王様であることに気付けばホントは凄い人だと。
小さな裸の王様にならないコツ
私自身もこうなりやすい傾向にあると思っているが、
自分が経営者となり、
毎日のように自分より仕事のできる人達と競争しなければいけない環境に置かれると、
なかなか小さな裸の王様になっている時間もない。
小さな裸の王様になりたくないと思ったら、
常に自分よりもレベルの高い人に挑戦をしていく姿勢を持つのが良いのかもしれない。
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