バックパッカーもどき

いろいろな職種の採用面接をするので、

年間を通してなんだかんだと採用面接をしている。


中途、新卒、獣医師、デザイナー、経営幹部など。

面接自体もいろんな人の経験から学ぶことも多く楽しい。


新卒の面接が続くと、自分の大学時代を思い出す。


大学2年生の時に、

同級生の友人がバックパッカーとしてアフリカに行った。


それに刺激を受けて、というか真似をして、

始めて行った海外がマレーシア。

英語も喋れるわけでもないし、スマホも当時はない。


『Do you have ~? だけしゃべれれば大丈夫だよ!!』


(本当かw?)


結局、バイトで貯めた9万円くらいのお金を

トラベラーズチェックに変え、一人で出発。


21日間で、長距離バスを乗り継ぎ、

1泊400円~800円くらいの宿に泊まりながら

マレー半島を一周するという旅。

この時は、ついでにブルネイにも寄った。

多分この1回目の旅行が僕の人生に

とても大きな影響を与えた。


その後もアルバイトをしてお金を貯めては、旅に出た。

タイ、台湾、韓国と行ったところで、大学卒業。

バックパッカーもどきとしてはとても楽しく学びの多い時間だった。


就職活動をしたときには、すでに社長になると決めていたが、

相当迷って悩んで多くの面接を受けた。


選択肢は3つ。


A 海外で仕事がしたい!それが独立するのに近道かも?

  → 総合商社、貿易商社系


B でも獣医師の資格も活かしたほうがいいのかな?

  → 食肉系、加工品系


C 直接的に経営を学べる小さなベンチャーが一番いいか?

  → 環境系、広告系、飲食系ベンチャー


結局、僕が選んだのは、

起業家予備軍が集まっている飲食系ベンチャーだった。


飲食なら、

事業開発、店舗ビジネス、運営、集客、商品開発、労務管理など

事業規模が小さいので1年目から触れるはず。


これが正解だったのかどうかはわからない。

でも、確実に経営者になるための基礎はできた。


まあ違う道を選んでいても、

結局はこれでよかったと言っている気がする^^