難易度100レベルの仕事にどれくらいの能力が必要か?


動物病院の院長と話をするとき、

“仕事のやり方の上手さ”についてよく話題になる。



院長や副院長など、リーダーのポジションになってから

仕事の"やり方"に悩む人が多い。


獣医師はウチのメンバーに限らず

とても優秀で、仕事熱心な人間が多い。

患者さん(ペット、飼い主様)のためとなれば

時間なんて忘れて診療や手術に臨む。


臨床における知識、技術、経験

これらを増やし、成長することを怠らず、勉強熱心だ。


ただし、リーダーになる前は非常に優秀といわれていた獣医師でも、

リーダーのポジションになるとその評価が分かれる。


ここでいう評価とは、

上司や先輩院長からだけではなく、部下からの評価も含まれる。
臨床現場においては、これが重要。


・臨床家としての評価  ◎

・リーダーとしての評価  ×  

・総合評価       △


といった具合だ。


そういった悩みを相談されたときには、

いつもこの話をする。


専門職は、100の難易度の仕事に対して、自分に100の能力が必要と考える
リーダーは、100の難易度の仕事に対して、自分に10の能力が必要と考える。


これを聞いて、
「10しか能力がなくてどうやって100の難易度のものをクリアできるんですか?」
と思った人もいるかもしれないが、答えは簡単だ。


いつまでも個人技で<自分の>能力や<自分の>ストックだけで仕事をするのではなく、

<チーム>で仕事をすることを覚えることだ。


具体的に言うと、

『自分より詳しい人を探して手伝ってもらうということ』

10を知っていれば専門家に仕事を頼むことができる。

0ではできない。


自分よりも詳しい人は世の中にいくらでもいる。

自分で本を読み、セミナーに出て、ネットで検索したレベルの知識で

未知の仕事をやることはあまりに成功確率が低い。



「そんなことをするくらいならまわりにもっと詳しい人がいないか質問をしてごらん。」

とこんな会話を毎回している。



多くの有能なリーダーは皆、
10の能力で組織・チーム力をあげるやり方もマスターしているのだ。