今年は海外出張も国内出張もない上に、
イベントが少ないので、経営実務をじっくりとできている。
こんな時だからこそ、経営層だけではなくマネージャーとまで
直接仕事をする機会がいつもより多いので
ビジネスについてレクチャーする機会も多い。
プレーヤーとして活躍してきた人がマネジャーになったとき
初めてマネージメントの仕事に関わったとき
多くの人が陥るワナがある。
それは、
部分の改良の足し引きで組織を変えようとすることだ。
事業はシステムであり、経営もシステムだ。
システムだからこそ相互に影響を及ぼしあう要素から構成されている。
まとまりや仕組みや人員の全体が組織だ。
だから、
部分を切り取ったり
部分を加えたり
部分を改良したり
部分を入れ替えたり
それだけでは良くはならない。
なるとしても一時的で、
システムに欠陥が出ると全体の不具合がすぐに生じる。
経営者の視点は常に全体から部分に向かっていくものでないと
継続的な成長ができる組織や企業は作れない。
経営では部分の総和が全体になるわけではない
0コメント