獣医大学を卒業して
すぐに起業家を目指した。
サービス業で起業をしたいと思っていた。
だから、起業家予備軍ばかりが集まる会社に入ってさんざんつつきまわされた。
獣医学科で学んだことしか持たず、
経営書で読んだことがあるものは
ドラッガーの「現代の経営」のみ。
そんな起業へのヤル気だけしか持たない獣医学生あがりが通用するほど起業家への道は甘くなかった。
動物病院を起業するきっかけにもなった一件があり動物医療業界に戻ったとき、 ベンチャー企業での経験を振り返り思った。
結局足りないのは知識だ。
主にビジネスに関する知識が足りていない。
その頃は創業オーナーのアシスタント。
同時に新規事業開発を案件ごとに担当する
という過酷なスケジュール。
そんな中、思い切って中小企業診断士の資格受験をすることに決めた。
MBAではなく、中小企業診断士にしたのは、
内容を見て、より実践的だと感じたことに加えて、
最初の就職先にいた中小企業診断士の資格を持つ先輩が とてもビジネスIQが高かったからだ。
よし、あの先輩みたいになってやる!
当時の僕は意気込み、なんとか一発合格。
僕の肩書が
【獣医師兼中小企業診断士】
へと変わった。
それは27歳の時だった。
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