経営者の世界では“いい人”は“どうでもいい人”

私が社長をしている会社は2社。

それ以外の会社は内部外部ともに社長のサポートをしている。


社長という業務は本や授業ではなかなか教えるのが難しい。

アタマでわかったつもりになってもやってみないとわからない。


例えば、


社長というレイヤーの世界では、

『いいひと』

であることに何の意味もない。


当然、高いEQを駆使しながら

円滑なコミュニケーションと

円滑な組織運営をするスキルは必須だ。


しかし、

会社員の時と同じように

『いいひと』

であり続けようとする意識が強いと、


結果としては、


部下から見ても

幹部から見ても

外部から見ても


『どうでもいい人』


になってしまうことが多い。



とはいっても、

自分の意思表示をすることはとても難しい仕事でもある。


何をやりたい

こうやりたい

誰とやりたい


など。


個人の経験やフィーリング等、

狭い範囲の情報で判断をすると判断を誤りやすく、


場合によっては、

その結果、実力を見限られる恐れもある。


意思決定に時間がかかりすぎたり

優柔不断すぎてもダメ。


だから全体調和でバランスを取ってしまうか、

または意思決定をしないで先延ばしをする失敗が多い。


ただし、周りの目を気にして言うのをためらうくらいなら、

思い切って言ってしまったほうがいい。


多少、人から何か言われる可能性があっても、

それが、会社の進む道を作る。


経営者の世界では、


『いい人』=『どうでもいい人』


なのだ。