『2025年の壁』に対して日本の企業や社会が
どのように取り組んでいくかのヒントが書かれている本。
元になっているプロジェクトでの事例を集めた本なので
ちょっと編集的に読みづらいがいくつかの事例は参考になる。
経営者であれば誰もが感じているように
このコロナ経済下での経営は見通しが見えづらい。
さらにはDX化の必要性も分かってはいるのだが
2月からのコロナの影響により止まっている企業が大半なのではないだろうか。
明らかに以前とは経営のやり方もビジネスで目指すものも変わってきている。
昔のように単純に豊かになるために頑張れ!では人は動かない。
エゴは人を動かす原動力ではあるが、
企業として、市民として社会的な責任を果たしながら、
自らの専門性や技能を使っていかに社会をより良くするために具体的に活躍できるか?
そして、それはアナログだけではなくDXが
必ず存在しているもとで実現される必要がある。
と言われると一見難しそうに感じるかもしれない。
しかし本質は何も変わりはない。
日本で株式会社のような形が生まれたころから
企業の存在目的は元来はそうだったはずだ。
それを忘れて経営やビジネスを単なる金儲けのテクニックに
してしまっていた感覚を正常に戻せばいい。
今年の非常事態的な経営環境や、
デジタルトランスフォーメーションの必要性も含めた経営環境の変化を
経営者は、自らの起業について存在意義の見直しをする
良い機会ととらえるべきかもしれない。
0コメント