どんな事業でも定石や基本が存在している

社長の仕事には、


・ 事業を創り出す仕事

・ 事業を運営する仕事


に加えて、


・ 事業を立て直す仕事


というものもある。


事業を創り出す仕事は

博打的な不確定なの要素がどうしても多くなる。

一度成功してもなかなか再現性がなかったりもする。


しかし事業を立て直す仕事は再現性がある。

定石や基本が確実に存在する。


だから面白みが違う。


再現性という観点で言えば、

立て直しが必要になる会社には共通の不具合がある。

いわゆる失敗の法則だ。


それは、


本来あるはずのその事業をやる上での定石や基本。

会社を運営するために必要な機能的な要素。


これらがどこかに行ってしまったのか、

理由は分からないがとにかくそれらがない。


例えば、

・ リーダーシップ

・ 適切な組織風土

・ 意思決定のルール

・ 従業員を育成する仕組み

・ 経営管理の基本ツール

など。

当たり前の事柄が欠落しているものである。


定石や基本に基づいた盤石な土台があり

この上にヒトが活躍している状態。


これが健全で普通の企業の状態であり、

土台を整えるのが経営と経営者の役割だ。


だだし、しっかりと勉強している社長じゃないと

何が足りないのか、分からない。



社長のプレゼンが上手くても

企画が良くできていても会社としてはイマイチだ。


アイデアや企画だけでは事業にはならない。

事業においてはマーケティングは重要だが


複数の事業を統合して継続させる経営力がないと

その事業が成長する確率は低い。


私自身のスキルもまだまだな面はある。


この時期だからこそじっくりと見直しをしていきたいと思う。