ウチの院長と院長候補にレクチャーをしていること

最近、ウチの動物病院の

院長や院長候補と面談をすることが多い。


彼らとは、たいてい個別面談の形で話をする。


慣れない本社会議室で面談をしていると、

最初は緊張しているが、だんだん深い話をする関係になってくる。



獣医師は基本的にみな勤勉だ。

日々仕事をするだけで十分に社会貢献をしているし、

人と動物に対して時には身を削りながら仕事をする。


また、命を預かり、責任のある職業でもあるので

大学を卒業しても自らの時間を使って勉強を続けることを決して怠らない。



彼らと話をしていて思うが、


私自身に臨床家としての適性はなく、その道を諦めた。

しかし、動物病院の経営者をやれたことは本当によかった。



彼らは個人の臨床家としての悩みはほとんどない。

彼らの悩みのほとんどがリーダーシップに関する項目だ。



リーダーシップについては

彼らはしっかりと学んだことがない。


さらに言えば

動物病院市場には経営に関する基準や知識体系がない。

だから学ぶ方法が分からない。


動物医療に関することであれば

論文を調べ、師匠や先人の知恵を聞き、


時間を惜しまず勉強する彼らも

リーダーシップに関しては、我流で一般論を信じているケースが多い。



リーダーシップは技能だ。

学べば誰にでも身に着く。



私はもともとリーダーとしての素質などなかった。


しかし、現在250人に及ぶグループのトップとしていられるのは、


多くの先人から学ばせていただいたり、

書籍や様々なツールを使って時間をかけて学習し身に着けたからだ。



最近彼らと話をしていてこの悩みが多いので

整理して体系化しようと思っている。


技術や知識のレベルが高いことは当然だが

ウチの動物病院を最強のリーダーが集まる動物病院にしていきたい。