『ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則』を読んだ


経営のコツを聞かれたときに

いつも上手く伝えられていなかった、


私が本当のコツだと思っている部分について

はじめて上手に表現している本を見つけた。


 全部ではないが80%くらいの内容が書かれている。



事業計画書の中で

たいていの収支シミュレーションは、


 単 価 × 客 数


客数が伸びるにつれて、


売上が上がる

利益も上がる

市場に浸透してハッピー


という計画書となっている。



しかし、実際に会社を立ち上げて

ゼロから経営をしてみると分かるが、絶対にこの計算通りにはならない。



ビジネスプランのコンテスト系の界隈でも

これで賞を取ることがあり、驚かされることが多い。


これは予測の精度を言っているのではない。

単品の商品の販売数やサービスの契約数だけで成り立つような

シンプルなものならこうなる場合もある。



しかし、会社全体の成長という観点では

一次方程式通りには絶対にならない。


会社の成功は、特定の事業や商品やアイデアではなく

永続的に資産を増やしていく仕組みの有無にかかっているからだ。



では、成功するためにどうしたらいいのかは

本書で弾み車の法則として説明されている。



ある程度経験を積んだ、経営の本質のもっと深い部分を

理解したい人だけに本書はオススメする。


ビギナーにはおそらくしっくりこないと思うので気を付けてほしい。