学力が高い人と学習力が高い人


獣医師と仕事をすることが多い中でいつも思う。

今の若手は、学生の頃、偏差値が高かった人が多い。


私が学生の頃、獣医学部は今ほど難しい学科ではなかったが、

今の新卒や30歳くらいまでの獣医師の学力はものすごい。



しかし、高校卒業時点での偏差値が高いことと

仕事ができるかどうかは全くの別物だ。



仕事ができる人もいれば、

あまりできない人もいる。



これを分けている差は何か?



学力ではなく学習力。

学習力が高いか低いか?


これに尽きると思う。



学力が高い × 学習力が高い


となれば最高だが、


学力が高い × 学習力が低い


では、普通の人か普通以下の人にしかなれない。



しかし、多くの場合

偏差値が高かった人にはプライドがある。


10代の頃に、できると言われ続けた経験があるので

自分ができていないことを受け入れられない。

だから学習力を高めることに意識を向けていない。


そうすると、10代の頃は普通の学力で

社会人になってから真剣に学習力を上げて学習し続けた人。


このような人には勝てない。


さらに言えば、

自分はできると思わずに

ひたすら努力を続けるような人が本物になることはよくある。



だから一流の人のインタビューは自己評価が低い発言が多い。


あれは謙虚なのではなく、学習力で這い上がった人だから

無駄に自己評価が高すぎないのだ。



社会人としての学習力



これが職業人として成功するために必要な、唯一絶対の能力だ。


一度真剣に、学習力を高める努力をしてみるものいいかもしれない。