初めて自分の力で “売上” を作った日

自分の力で初めて稼いだ “売上”

経営者であれば大抵は覚えているだろう。


2003年10月20日に病院をスタートして

初日の売上を今でもはっきりと覚えている。


給料やバイトなど雇い主からもらったお金ではなく、

お客様から頂いた “売上”


給料だろうが

売上だろうが


お金はお金かもしれない。


しかし、

自分で稼いだ実感のある “売上” と、

いくらもらっても満足できない

誰かが決めた給料。


その価値や重みは、経営者であれば皆わかると思うが

全く違うのだ。


“売上” を実感として知っている人は設備を大切に使う。

“売上” を経験として知っている人は備品を壊さない。


そして何よりも

“売上” の重みを知ってしまった人は、

決して仕事で手を抜けなくなる。

そして、自分勝手にさぼらない。


お客様がいて、

お客様が困ったことや

何か求めていることがあって初めて事業が成り立つ。


これがわかって、やっと社長として一人前になる。


決して、売上は会議室やビジネスプランからは生まれない。


コンテストに出てプレゼンしようが、

お客様ではない誰かに褒められようが


そんなことでは事業は成功しないのだ。



デジタルでビジネスが生まれるようになった時代だからこそ

売上と粗利の発生する瞬間の大切さを

もう一度見直す視点を持ちたい。


そして経営者は、

初めて自分の力で “売上” を作った日の


感動と感謝を

一生忘れずに経営を続けて行かなくてはならないのだ。