新しいことに挑戦するとき


この時期になると、社長を始めとした経営陣は頭の中が忙しくなってくる。

とにかく議論することと意思決定をする事柄が増える。


準備を手伝ってくれているメンバーも大変だと思うが、

最近あるプロジェクトを始めてみて、いろいろ気づくことがあった。


私自身、“初めて挑戦すること” は、それこそ毎月のようにある。

今年もたくさんの “初めて挑戦すること” に取り組んできた。


新しいことをするとき、 

ある人は難しいと言い、ある人は簡単だと言う。

同じことに同じタイミングで取り組む場合でも、

ある人は難しいと言い、ある人は簡単だと言う。


これはどういうことなのかと考えてみると

結局は、物事に取り組む姿勢と態度なのだろう。


健康な成人であれば、普通に歩くことを難しいと感じる人はまずいない。


しかし、1~2歳の子供が初めて歩く練習をするとき、

彼らにとって歩くことはとても難しいことだ。


生まれつき歩ける子供はいないので、歩けるようになるためには練習が必要だ。


よろけたり、転んだり。


周りがひやひやしながらも、

何度も何度も練習をして少しずつ歩けるようになっていく。


そして歩く距離がだんだん長くなり、

やがて、跳ねたり走ったりということができるようになっていく。


もし最初に、一度や二度の練習で歩くことが難しいからといって、

1~2歳の子供が歩くことをあきらめたとしたら、

彼らは決して歩くことができるようにはならないだろう。


これと同じように、私たちが新しいことに挑戦するとき。


難しいから

やったことがないから

わからないから

恥ずかしいから


などの理由で、これまでのできる範囲だけで仕事をしていたとしたら、

何の進歩も成長もなくなってしまう。


日々、会社のメンバーそれぞれが、 

これまで挑戦したことのない新しいことに挑戦していく。 


そして、それを上司や先輩が必要な場面でサポートをしながら見守っている。 

そんなチームにしていければと日々考えている。