社長肩書トラップに陥るな!


社長肩書トラップとは

初めて社長になった人によく見る現象。


いままで多くの新米社長にそのことを話しているが

それを回避できた人は1人も見たことがない。

そして私自身も29歳で独立したときに陥った。


社長という職業はある意味過酷かもしれない。


従業員の時にはなかった

天国と地獄を味わうことができる。


従業員の時と比べて

・ 天国タイムの時の嬉しさは100倍

・ 地獄タイムの時の苦しさも100倍


そういった浮き沈みがストレスになる人にとって

社長という職業は過酷な仕事だ。


社長は会社の最後の砦。


選択と意思決定をする権限があると同時に

そのすべての責任を取る義務がある。


一見すると社長の仕事は楽に見える場合もある。


・ 独立して社長になった

・ 昇格して社長になった

・ 買収して社長になった

・ 子会社ができて社長になった


あらゆるケースで『社長肩書トラップ』に陥る。


① 社長の名刺を持つ

② 社長と呼ばれ浮かれる

③ 社長らしく、となぜか偉そうになる

④ 社長には実力が必要であるという現実に直面する

⑤ 社長らしくない逃避・否定・言い訳をする

⑥ 社長の肩書と自分の間にある距離を理解する

⑦ 社長としての自分の実力不足に落ち込む

⑧ 社長はやめられないからどうしたらいいのか悩む

⑨ 社長として自分の実力でできることを見つける

➉ 社長としての自分のスタイルを確立する


『社長肩書トラップ』


乗り越えた先で自分のスタイルを確立し

個性を活かした経営者になれたら幸運だ。


一部の新米社長は、現実逃避を続けてしまい

残念な形のまま終わってしまうこともある。


経営は知識や資格ではできない。

他人のモチベーションを上げて管理することも重要だが

まずは自分自身の感情をバランスよく管理するスキルが必要だ。