会社の業績の99.9%は社長の実力で決まる。
事業や経営をやったことがある人であれば
この事実は誰でも知っていると思う。
ありがたいことに事業を拡大しながら展開していると
様々な方とお付き合いをする機会が得られる。
創業して間もない頃は
動物医療業界の企業だけだったが
次第にペット業界やトリミング業界の企業へと広がった。
現在ではその枠を超えて
海外の企業や動物・ペットとは関係のない企業さんたちと
様々なコラボやアライアンスといった形で協業をさせていただく機会がある。
そういう場面に於いて社長以外にも
新規事業を任されている責任者方の中で
ものすごく実力がありレベルの高い人にお会いすることがある。
とてもじゃないけどこの人に仕事の実力では勝てるわけないな
と思えるようなレベル。
ある人は、別の国に赴任をし
ある人は、出向の形で合弁会社の責任者をする。
彼らは社長とほぼ同じような権限を持ちながら、
事業を作りその事業を成長させていく。
それこそ彼らは自分の実力だけで
その場所にゼロから事業を起こし、
多少の理不尽をもろともせず、
本社でゆっくりしていれば味わわないであろう苦労も
乗り越えながらその事業を成長させていく。
彼らもそれぞれの会社で評価をされ適切な待遇を受けて働いているのだが、
実力は収入に直結するような中小規模のオーナー社長と1つだけ大きく違う点がある。
彼らは、彼ら自身の進退を自ら決めることができない。
退職をすること以外は。
自らの実力と唯一持っている退職というカードを巧みに使いながら
事業をつくっていくわけだが
時として不条理にぶつかることもある。
やっとの思いで立ち上げた事業を辞令1枚で取り上げられてしまう。
会社のために、家族のために、社会のためにと思って苦労して作った事業を
社内政治と個人的な感情で取り上げられてしまうこともある。
それもこれも全て自分で選択をした人生だ。
彼らなら本人が成果も責任も引き受けることは分かっている。
しかし、端から見ていて、
本当に残念だなぁと感じてしまうことがこの時期よく起こるものだ。
どの組織に所属するかで人生すら変わる
個人として応援し、個人としてこれからもいろいろと教えを乞いたいと思う。
0コメント