仕事において、知識を備えておくことは大切だ。
価値を生み出す商品やサービスに関する知識は必要不可欠。
それがないと顧客との交換も発生しないし
ましてや社会を変えることは出来ない。
専門職の場合は、ひたすら勉強して
知識を増やすことはいいことであることが多い。
しかし、ビジネスパーソンや社長となると、
必ずしもそうではない。
経営やビジネスにおける
最新の理論やフレームワークはたくさんある。
熱心な人であればあるほどこれらを一生懸命に勉強する。
そして引き出しの数と量をどんどん増やしていく。
しかし、不都合な事実がある。
ビジネスにおいては専門職とは違って
知識量があるからといって必ずしも成果につながるわけでない。
学生さんの偏差値の世界とは違うのだ。
どの場面でどの引き出しを開けるか判断する知性のほうが100倍重要だ。
最新理論やフレームワークはプレゼン資料を作るときは便利。
かっこいいし、一見論理的に見せることができる。
しかし、知識があって事業のモデルは鮮やかに説明できても
適切な利益を出せていない経営者はたくさんいる。
これから、ビジネスの世界で成果を残したい人や
起業を考えている人たちの場合は、特に覚えておいてほしい。
引き出しの数や量が重要なのではなく
どの引き出しを開けるかの知性が成否を決めるのだ。
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