仕事の“解き直し”をせよ


社会人になると学生の時とは頭の使い方が違う。

独立した後と、会社員でいるときでも頭の使い方が違う。


学生の頃は

「答えはひとつだ。1つの問いに対して1つの正解がある」


会社員になっても

「どのやり方が正しいのか?正しいやり方があるはず」

と考える。


これは受験の時と同じ頭の使い方だ。


テストのように〇と×で表現できる範囲の簡単な思考。


しかし、独立してフリーランスや経営者になると

そんな簡単なことではないことがやっとわかる。


「完全な間違い以外はすべてが正解である」

と考えるのが正常なのだ。


では、正解がない中で

どうやってレベルアップしていけばよいのか?


そのために欠かすことができないものが

仕事の解き直し


解き直しは、受験でよく聞くフレーズだ。

模試やテストをやりっぱなしにせず必ず解き直しをせよ。


どうして間違えたのか?

苦手なところはどこなのか?

を明確にし、


分からないままで次に進まず

1つずつ確実に身につけていけ。


だが、これは仕事でも同じこと。


商談の進め方

会議の準備

資料の表現

文書の書き方


こうした仕事を1つ1つを実行した後に検証してみる。


どこがもっと上手にやれた箇所なのか?

次に活かせる工夫はないか?


そして、

誰かが与えてくれる正解ではなく

自分自身のより良いやり方や思考を自らの訓練で身につけていく。


日々学んだり、覚えたりと

新しいことをインプットすることに興味がある人がたくさんいる。


だが、その日の自分がやった仕事を振り返り、

自分の1日を解き直しする人はなかなかいない。


仕事もテストも同じようにやっただけでは

上手にはならない。


仕事は正解が1つしかないほど簡単なものではない。

だから、日々仕事の解き直しが必要なのだ。