まずは理由を確認せよ

いろいろな会社に投資したり

経営に関与することがある。

その場合、いちばん最初にすることは

過去の意思決定に対する質問だ。

『この制度は何のためにあるのですか？』

『この事業はなぜ始めたのですか？』

『この商品はどのポジションを想定していますか？』

『この商品はどういう背景で開発したのですか？』

会社にあるものには理由がある。

存在することになった背景や目的がある。

意思決定があるから存在しているのだ。

これらを知らないと、その会社や事業を理解することは出来ない。

だからたっぷり時間を使って

１つずつ『Why』を積み重ねて理由を理解していくのだ。

そして全貌を把握したうえで、

理想とずれている箇所や

修正すべき箇所を整理していくことで

その事業を深く把握することができ、成功の確率が高まる。

会社や事業をゼロから作っていく経験を重ねると

すべての存在に理由があることが分かる。

理由を把握せず、表面的な部分で理解し

改良を加えてみたりすると、

対処療法にはなるが

根本的な解決はできない。

フォーマット型思考のコンサル

フレームワークしか知らないコンサル

過去の経験だけで仕事をするヒト

先入観と思い込みが強いヒト

などは特に注意が必要だ。

表面的に理解をして

既存の経験やフレームワークをはめ込んで成功するほど

現代の経営は簡単ではない。

ネットやYouTubeで拾った１つの知識やフォーマットで

発言をするような、恥ずかしいことをしてはダメなのだ。

まずは存在している理由を確認せよ。

質問を重ねて理解をせよ。

丁寧な準備があってこそ

初めて仕事で成果を上げることができる。

それが第一歩だ。