経営者が不安になるとき

僕は職業柄、社長や経営者の友人知人が多い。

 

僕自身29歳で独立した。 

それから17年。


最初は名刺を出すたびに馬鹿にされていた30代前半。

震災を経て、事業を拡大しながら40代へ。


小さいながらも経営実務をする中で

いろいろな経験をさせてもらってきた。


経営者にもいろいろなタイプがあり、得意な分野も違う。

だからおなじ “社長” と人から呼ばれていても、その内容は様々だ。


ただし、共通していることがある。 

経営者はいつも不安を抱えているということ。


特に今回の新型コロナウイルスのような非常事態の時、

おそらく全国の経営者はみんな不安なはずだ。


・ 突然顧客が来なくなるのではないか?

・ 売上が急に下がるのではないか?

・ 重要なスタッフがいなくなるのではないか?

・ 想定外の資金が必要になるのではないか?

・ 自分が事故にあったり病気をしないだろうか?


でも経営者はそういう時でも

不安な姿を周囲には見せられない。


そして、こういう世の中が動揺している時こそ、

自分のスタッフが動揺しないように細心の注意を払う。


自分自身や自分の家族に対しての不安があっても、

自分のスタッフのために時間を使わざるを得ない時もある。


そして、どんな状況であろうとも

可能な限り事業を動かし続ける。

従業員の雇用を守り、顧客の期待に応え続ける。


中小企業は経済の心臓だ。


小さなお店や中小企業が創り出すお金。

そして雇用。


これが経済を支えているんだなと、

今回の新型コロナウイルス対応に奮闘している経営者たちと

話していると強く感じる。


やはり動物病院もトリミングサロンも

その関連企業も


中小企業は日本の心臓だ。